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クロアナバチ
学名:Sphex argetatus fumosus

クロアナバチ(2008.8.31)
Data
和名 クロアナバチ
体長 ♀:25〜30mm
 ♂は♀より小型。
分布 北海道,本州,城ケ島,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,八丈島),佐久島,築見島,中手島,小磯島,四国,九州,種子島,屋久島
出現期 6〜8月
花の蜜
 幼虫は泥で作った巣で、親が狩ったキリギリス科の仲間を食べる。
解説 黒色の大型のアナバチ。
頭部は白色の毛が生えている。
翅は半透明の暗褐色。
キリギリス科の仲間を狩り、地中の巣に持ち帰り幼虫の餌にしている。
トカラ列島以南には、亜種Sphex argetatus inusitatusが分布している。
 
国内に生息するオオアナバチ属(Sphex)は以下の4種(1亜種)。
和名/学名 分布
クロアナバチ
Sphex argetatus fumosus
北海道,本州,城ケ島,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,八丈島),佐久島,築見島,中手島,小磯島,四国,九州,種子島,屋久島
(タイワンクロアナバチ)
Sphex argetatus inusitatus
トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島,宮古列島,八重山列島
キンモウアナバチ
Sphex diabolicus
本州,九州,大隅諸島,トカラ列島(口之島),奄美大島,加計呂麻島,沖永良部島,宮古列島,八重山列島
フクイアナバチ
Sphex inusitatus
本州,九州
キンイロアナバチ
Sphex sericeus
沖縄島
 
写真は8月31日に路上にいた本種を撮影したもの。その後、本種の習性通り、キリギリス科のシブイロカヤキリXestophrys javanicus)を狩って巣穴に入れるところを観察できた。
PHOTO

路上にいた本種
大型なので恐らく♀。
(2008.8.31)

シブイロカヤキリを狩る♀@
(2010.8.13)

シブイロカヤキリを狩る♀A
獲物を置き、砂地に巣穴を作っている。
(2010.8.13)

シブイロカヤキリを狩る♀B
掘った巣穴に獲物を運ぶところ。
(2010.8.13)

シブイロカヤキリを狩る♀C
巣穴に引きずり込む。
(2010.8.13)

シブイロカヤキリを狩る♀D
頭部のアップ。
(2010.8.13)
 
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