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ヒロゴモクムシ
学名:Harpalus corporosus

自宅の外灯に飛来した♂(2025.6.21)
Data
和名 ヒロゴモクムシ
体長 13〜17mm
分布 北海道,利尻島,焼尻島,奥尻島,本州,伊豆諸島(三宅島)
出現期 6〜10月
小型昆虫等
解説 ゴモクムシの一種。
体色は光沢の強い黒色。脚も黒色でフ節のみ褐色。
体型はやや太短い。
前胸背基部は密に点刻があり、浅く凹む。正中線上に縦溝がある。
上翅は無毛で間室がほとんど隆起せず平ら。♀の上翅は艶消し状。
同属同亜属のチョウセンゴモクムシに酷似するが、チョウセンゴモクムシの上翅は弱い銅色の金属光沢があることで区別できる。
 
国内に生息するゴモクムシ属(Harpalus)の基亜属は以下の13種。
和名/学名 分布
キタミドリゴモクムシ
Harpalus affinis
北海道
マルゴモクムシ
Harpalus bungii
北海道,利尻島,奥尻島,本州,四国,九州
ニセマルゴモクムシ
Harpalus modestus
北海道,本州,九州
ツヤアオゴモクムシ
Harpalus chalcentus
本州,隠岐,四国,小豆島,八島,九州,志賀島,五島列島,対馬
ヒロゴモクムシ
Harpalus corporosus
北海道,利尻島,焼尻島,奥尻島,本州,伊豆諸島(三宅島)
チョウセンゴモクムシ
Harpalus crates
本州,九州,屋久島
アイヌゴモクムシ
Harpalus laevipes
北海道,利尻島,礼文島,本州
コカラフトゴモクムシ
Harpalus latus
北海道,利尻島,本州
マダラゴモクムシ
Harpalus pallidipennis
本州,九州,五島列島
リシリミドリゴモクムシ
Harpalus rubripes
北海道,利尻島
ミヤマゴモクムシ
Harpalus solitaris
北海道,利尻島,礼文島,本州
エゾゴモクムシ
Harpalus tarsalis
北海道,本州
キタゴモクムシ
Harpalus torridoides
北海道
 
写真は6月19日の深夜0時半頃に自宅の外灯に飛来した本種を採集した♂を撮影したもの。似た種が多い仲間だが一際光沢が強く違和感があったので調べたところ本種となった。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した♂@
(2025.6.21)

自宅の外灯に飛来した♂A
(2025.6.21)

自宅の外灯に飛来した♂B
(2025.6.21)
近似種との相違点

ヒロゴモクムシ
光沢の強い黒色。ただし、♀では上翅は艶消し状。上翅は無毛で間室がほとんど隆起せず平ら。
体型ややや太短い。
(2025.6.21)

ウスアカクロゴモクムシ
黒色で光沢はやや鈍い。上翅は側縁部に僅かに毛を生やす。間室が隆起する。
体型はやや細い。
(2021.9.12)
 
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