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シロモンオビヨトウ
学名:Athetis lineosa

ライトトラップに飛来した本種(2021.8.5 岩手県)
Data
和名 シロモンオビヨトウ
開張 27〜32mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州
出現期 5〜9月
花の蜜など
 幼虫はキク科(エゾギク,タンポポ類,ヨモギ),タデ科(ママコノシリヌグイ,スイバ),ヒルガオ科(ヒルガオ)などの生葉や枯葉を食べる。
解説 1対の白い紋が特徴的なキリガの一種。
前翅の地色は褐色で、暗褐色の内横線と外横線があり、中央には1対の白紋がある。
前翅基部付近にも小白色点がある。
中央横線はやや不明瞭で白紋の上をかするように伸びる。
幼虫は新鮮な葉よりも腐った葉を好むという。
海外では、台湾,朝鮮半島,中国,タイ,ミャンマー,ネパール,インドに分布している。
 
国内に生息しているAthetis属は以下の17種。
和名/学名 分布
クロテンヨトウ
Athetis cinerascens
本州,四国,九州,対馬
オビウスイロヨトウ
Athetis furvula
北海道,本州,九州
ヒメオビウスイロヨトウ
Athetis gluteosa
北海道,本州(東北地方〜中部地方),九州(福岡県)
ウスグロヨトウ
Athetis funesta
本州(関東地方以南),九州
ヒメウスグロヨトウ
Athetis lapidea
北海道,本州,壱岐,四国,九州,対馬
リュウキュウウスイロヨトウ
Athetis placida
屋久島,奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,大東諸島
スジウスイロヨトウ
Athetis striolata
硫黄鳥島,西表島
コウスイロヨトウ
Athetis lepigone
北海道,本州,四国,九州,対馬
エゾウスイロヨトウ
Athetis correpta
北海道,本州,四国,九州
テンウスイロヨトウ
Athetis dissimilis
本州,四国,九州,対馬
シロテンウスグロヨトウ
Athetis albisignata
北海道,本州,四国,九州
キバネシロテンウスグロヨトウ
Athetis pallidipennis
北海道,本州(東北地方,関東地方,中部地方)
ヒメサビスジヨトウ
Athetis stellata
北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄島
シロモンオビヨトウ
Athetis lineosa
北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州
ヒメシロモンオビヨトウ
Athetis lineosella
沖縄島
ミツボシモンオビヨトウ
Athetis costiloba
奄美大島
オスキバネヨトウ
Athetis thoracica
小笠原諸島(父島,母島,兄島),九州(熊本県),奄美大島,沖縄島
 
トップの写真は8月5日の夜1時過ぎに岩手県の標高200m付近の林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した本種
(2007.6.2)

ライトトラップに飛来した本種
標高500m付近で撮影。
(2018.5.20 静岡県)
 
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