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ツメクサガ
学名:Heliothis maritima adaucta

河川敷にいた個体(2022.7.13 岩手県)
Data
和名 ツメクサガ
開張 32〜38mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 6〜9月
花の蜜
 幼虫はマメ科(アカツメクサ,ダイズ,ウマゴヤシ),アカザ科(テンサイ),キク科(ヤグルマギク),ゴマノハグサ科(キンギョソウ),アマ科(アマ)などの葉を食べる。
解説 タバコガ亜科の一種。
前翅の地色は淡黄色で中央に太い茶褐色の横帯、後方にも不明瞭な茶褐色の帯状の斑紋がある。
格子は淡黄色に黒色の斑紋があり、キシタバなどのカトカラ属のような印象を受ける。
成虫は昼行性で花に集まる。
幼虫は明るい緑色で、濃淡の縦筋がある。
ツメクサ類に限らず、複数の植物を食草としている。
日本産は朝鮮半島とロシア南東部に分布する亜種で、南ヨーロッパに基亜種が分布する。
 
国内に生息するHeliothis属は以下の3種。
和名/学名 分布
ツメクサガ
Heliothis maritima adaucta
北海道,本州,四国,九州
トガリウスアカヤガ
Heliothis cruentata
本州,九州
ギンスジアカヤガ
Heliothis bivittata
九州(長崎県)
 
トップの写真は7月13日に岩手県の河川敷にいた本種を撮影したもの。2匹見ることができた。ムラサキツメクサが非常に多く本種の食草となっているようだ。
幼虫の写真は5月31日にムラサキツメクサの葉上にいたもの。
PHOTO

河川敷にいた個体@
(2022.7.13 岩手県)

河川敷にいた個体A
(2022.7.13 岩手県)

河川敷にいた個体B
(2022.7.13 岩手県)

河川敷にいた個体C
(2022.7.13 岩手県)

河川敷にいた個体D
(2022.7.13 岩手県)

アカツメクサ上の幼虫@
(2009.5.31)

アカツメクサ上の幼虫A
(2009.5.31)
 
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