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キノカワガ
学名:Blenina senex

ミズキ上の本種(2008.12.20)
Data
和名 キノカワガ
開張 38〜40mm
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島
出現期 3〜4,6〜11月
 春に見られる個体は越冬個体。
不明
 幼虫はカキ科(カキ,マメガキ,トキワガキ),ニガキ科(ニワウルシ),バラ科(サクラ類)の葉を食べる。
解説 木の皮に擬態したガ。
暗〜明,緑色を帯びるなどの色彩変異がある。
新鮮な個体では鱗片が厚く、質感がより樹皮に似ている。
いずれも木の幹に止まっていると非常に見つけにくい。
年2回発生し、成虫で越冬する。
九州で稀に採集される同属のアジアキノカワガ(Blenina quinaria)は遇産種と考えられている。
 
トップの写真は12月20日にミズキの幹に止まっている本種を撮影したもの。本種は木の幹に止まったまま越冬するので、冬でもよく観察すれば見つけることができる。
また、色彩には個体差があるが、その色彩に合わせて止まる木を選んでいるように思える。
キノカワハゴロモAtracis formosana)とは良きライバルと言える。
PHOTO

ミズキに止まる本種@
(2008.12.20)

ミズキに止まる本種A
(2008.12.20)

ミズキに止まる本種B
(2008.12.20)

サクラに止まる本種@
コケの色まで再現されている。
(2008.11.29)

サクラに止まる本種@
(2008.11.29)

サクラに止まる本種A
(2008.11.29)

サクラに止まる本種B
(2008.11.29)

サクラに止まる本種C
(2008.11.29)

紫がかった個体
(2008.11.15)

自宅に侵入した個体
(2006.7.2)
 
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