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キノカワハゴロモ
学名:Atracis formosana

キノカワハゴロモ(2007.10.13)
Data
和名 キノカワハゴロモ
体長 約12mm
分布 本州,九州,奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
出現期 9〜10月
木の汁
 幼虫も同様。
解説 樹皮に擬態しているハゴロモ。
アオバハゴロモ科の仲間だが、翅は立てず平べったい。
元々、南西諸島に生息していたものだが、北上を続け鎌倉でも見られるようになった。
木の幹と似た体色をしており、保護色効果は絶大。
灯火によく飛来し、毎年10月頃によく見かける。
九州南部には本種と酷似したヒメキノカワハゴロモが生息するらしいが目録にないため誤情報と思われる。
国内に生息するAtracis属は本種のみ。
 
写真は西表島を除きすべて鎌倉で撮影したもの。自宅の外灯に飛来することもあるほど普通に見られる。
幼虫は近所の杉林内のアオキをビーティングして得られた。非常に扁平であることや触角から本種と推測した。
西表島でも10月16日の夜3時前に標高120m付近でのライトトラップに飛来しているが、前翅後縁沿い前方と後方に2対の黒紋があり変異かもしれないが将来的に別種になる可能性もある。
PHOTO

上から見た本種@
(2006.10.8)

ラクウショウに止まる本種
(2007.10.13)

上から見た本種A
(2006.10.8)

横から見た本種
(2006.10.8)

草の葉に止まっている本種@
初めて見つけた時の個体。2匹目よりも白っぽい。
(2005.10.1)

草の葉に止まっている本種A
(2005.10.1)

前から見た本種
(2005.10.1)

木に止まる本種
木の幹に止まると非常に見つけにくい。
(2006.10.7)

ライトトラップに飛来した本種@
(2017.10.16 西表島)

ライトトラップに飛来した本種A
(2017.10.16 西表島)

幼虫
(2012.4.8)
 
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