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ウグイスシャチホコ
学名:Pheosiopsis olivacea

ウグイスシャチホコ(2008.8.21 静岡県)
Data
和名 ウグイスシャチホコ
開張 ♂:約44mm
♀:約46mm
分布 本州,四国,九州
出現期 5〜9月
食べない
 幼虫はブナ科(ブナ,イヌブナ)の葉を食べる。
解説 ブナ帯に生息するシャチホコガ。
霜降状に白く、淡黄色が混ざる。
♂の触角は櫛歯状、♀では糸状。
同属のスズキシャチホコPheosiopsis cinerea cinerea)に似ているが、内横線から基部にかけての条線が黒色で明瞭、外横線前縁寄りは鋸歯状で明瞭であるのに対し、本種では条線は不明瞭、外横線前縁寄りはぼける点などで区別できる。
本種は日本固有種。
 
写真は8月21日に静岡県の標高約1,200mの山地のブナ帯で撮影したもの。2匹確認したが、どちらもブナの幹に止まっていた。後に同じ場所の林縁で行ったライトトラップにも飛来した。日中に撮影した個体は休んでいる為、触角を隠しているがライトトラップでは触角を出した♂を撮影することができた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
(2017.6.3 静岡県)

ブナに止まる本種@
(2008.8.21 静岡県)

ブナに止まる本種A
(2008.8.21 静岡県)

ブナに止まる本種B
(2008.8.21 静岡県)
 
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