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スズキシャチホコ
学名:Pheosiopsis cinerea cinerea

ライトトラップに飛来した本種(2012.9.8 静岡県)
Data
和名 スズキシャチホコ
開張 ♂:40〜49mm
♀:45〜55mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現期 5〜9月
食べない
 幼虫はブナ科(コナラ,クヌギ,ミズナラ,ナラガシワ)の葉を食べる。
解説 シャチホコガの一種。
霜降状に白く、淡黄色が混ざる。
同属のウグイスシャチホコPheosiopsis olivacea)に似ているが、内横線から基部にかけての条線は不明瞭、外横線前縁寄りはぼけるのに対し、本種では条線は黒色で明瞭、外横線前縁寄りは鋸歯状で明瞭である点などで区別できる。
国内の本種は基亜種で、海外では朝鮮半島とロシア南東部に亜種(ussuriensis)、中国中部に亜種(canescens)、台湾に亜種(formosana)がそれぞれ分布している。
 
写真は9月8日の夜1時頃、静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。撮影場所の雑木林はクヌギが多く、山自体にブナやイヌブナが一切ないので本種であることは間違いないのだが、新鮮な個体だったので見た目でもウグイスシャチホコとの区別は簡単だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2012.9.8 静岡県)
 
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