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アオシャチホコ
学名:Syntypistis japonica

ライトトラップに飛来した本種(2012.7.22 静岡県)
Data
和名 アオシャチホコ
開張 ♂:40〜45mm
♀:約52mm
分布 本州,四国,九州
出現期 5,7〜8月
食べない
 幼虫はエゴノキ科(エゴノキ)の葉を食べる。
解説 エゴノキを食草とするシャチホコガ。
緑味を帯びた灰褐色をしており、内外横線は不明瞭。
同属のオオアオシャチホコに似るが、緑色が部分的にあり比較的明瞭であるのに対し、本種では緑色は全体的にあり不明瞭。
対馬以南には代置種のホリシャシャチホコがおり、亜種とされる場合もある。
日本固有種。
 
国内に生息するSyntypistis属は以下の5種(1亜種)。
和名/学名 分布
アオシャチホコ
Syntypistis japonica
本州,四国,九州
ホリシャシャチホコ
Syntypistis subgeneris
対馬,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
オオアオシャチホコ
Syntypistis cyanea cyanea
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島(口之島),奄美大島
オオアオシャチホコ(伊豆諸島亜種)
Syntypistis cyanea izuensis
伊豆諸島(御蔵島,神津島)
ナチアオシャチホコ
Syntypistis nachiensis
本州,四国,九州,対馬,屋久島,石垣島
アマミアオシャチホコ
Syntypistis amamiensis
奄美大島,徳之島
 
トップの写真は7月22日の夜、静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

木柵に止まる本種
エゴノキがある雑木林の林道にいた。かなり鱗粉が擦れた個体。
(2008.7.20)
 
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