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ニセシロモンクロシンクイ
学名:Commatarcha vaga

ライトトラップに飛来した本種(2016.5.2 山梨県)
Data
和名 ニセシロモンクロシンクイ
開張 11〜15mm
分布 本州
出現期 4〜9月
不明
解説 シンクイガの一種。
前翅は黒褐色で黄白色の斑紋がある。
酷似した種にシロモンクロシンクイがいるが、前翅基部に黄白色の横線がないことや、後方の後縁側の黄白色の横線が非常に細いのに対し、本種では前翅基部に黄白色の紋が並んで線状となること、後方の後縁側の黄白色の横線が太いという相違点がある。詳細はページ下部を参照
海外では朝鮮半島南部に分布している。
 
国内に生息する属は以下の2種。
和名/学名 分布
シロモンクロシンクイ
Commatarcha palaeosema
本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
ニセシロモンクロシンクイ
Commatarcha vaga
本州
 
写真は5月2日の夜、山梨県の標高1,000m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。後の5月14日には神奈川県南部の標高100m付近の林内に設置したライトトラップにも飛来したがシロモンに見えたもののすぐに逃げられてしまい区別がつかなかった。5月28日に同じ場所でリベンジしたところ撮影に成功しシロモンであることが確認できた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2016.5.2 山梨県)
シロモンクロシンクイとの相違点

本種の前翅
前翅基部に黄白色の斑紋が線状に並ぶ。
前翅後方の後縁側にある黄白色の横線が太い。
(2016.5.2 山梨県)

シロモンクロシンクイの前翅
前翅基部に黄白色の斑紋がない。
前翅後方の後縁側にある黄白色の横線が細い。
(2016.5.29)
 
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