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オオスカシバ
学名:Cephonodes hylas hylas

葉上で休む本種(2020.8.2)
Data
和名 オオスカシバ
開張 50〜70mm
分布 本州,四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
出現期 6〜9月
花の蜜
 幼虫はアカネ科(クチナシ,アカミズキ,コーヒーノキ),スイカズラ科(ツキヌキニンドウ)の葉を食べる。
解説 透明な翅を持ち、昼行性でハチドリのように花の蜜を吸う一風変わったスズメガ。
黄色い体色をしており、腹部には太い黒色の横帯があり、横帯の中心は赤い。
昼行性で、まるでハチドリのようにホバリングしながら花の蜜を吸う。
近似種のリュウキュウオオスカシバ(Cephonodes xanthus)は横帯がないので判別は容易。
 
国内に生息するCephonodes属は以下の2種。
和名/学名 分布
オオスカシバ
Cephonodes hylas hylas
本州,四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
リュウキュウオオスカシバ
Cephonodes xanthus
四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
 
トップの写真は8月2日に河川敷沿いの草むらで休んでいた近所を撮影したもの。図鑑では分布域が奄美大島以南となっているが、近所でも羽化直後の鱗粉がある綺麗な個体を見ていることもあり、関東地方にも生息しているようだ。新成虫を見たのは朝の出勤中だったため、撮影はできなかった。
撮影メモ 2007年3月の石垣島旅行で出会った135種目の生き物。林縁沿いのに群生していたタチアワユキセンダングサの白い花にたびたび蜜を吸いに本種が飛んで来た。しかし、花から花へ次々に移動しながら蜜を吸うので、撮影は容易ではなかった。
 
134種目 135種目 136種目
PHOTO

葉上で休む本種
(2020.8.2)

タチアワユキセンダングサの花に来た本種
(2007.3.17 石垣島)
 
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