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クロスジノメイガ
学名:Tyspanodes munitalis

下草の裏にいた個体(2012.5.13)
Data
和名 クロスジノメイガ
開張 26〜32mm
分布 北海道,本州,四国,九州,種子島,屋久島
出現期 5〜9月
花の蜜など
 幼虫はキブシ科(キブシ),ミズキ科(ミツバウツギ,ヤマボウシ)などの葉を食べる。
解説 キムジノメイガProdasycnemis inornata)に黒い筋模様を描いたようなノメイガ。
鮮やかなオレンジ色で明瞭な黒色の筋模様が特徴的。
脚は黒褐色で太め。フ節のみ淡褐色。
ノメイガの中でも特に草木の葉裏に止まる習性が強く、普段は飛翔中の個体以外目に止まることが少ない。
本種の脚の発達も、葉の裏に止まり続ける習性ゆえのものであろう。
 
トップの写真は5月13日に林縁の茂みで採集した本種を撮影したもの。自室で撮影したが、なかなか止まってくれず、かなり高い部屋の角にようやく止まったので手持ちで何十枚も撮影して、なんとか比較的ブレてない写真を撮影することができた。
7月27日には、山梨県の標高1,600m付近に設置したライトトラップに飛来した。明かりに飛来したのはこれが初めてで、今まで本当に灯火に飛来するのか疑問だったが、これで飛来することを証明することができた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2012.7.27 山梨県)

草の葉の裏にいた個体@
(2012.5.13)

草の葉の裏にいた個体A
(2006.7.8)
 
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