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コウセンポシロノメイガ
学名:Cirrhochrista kosemponialis

ライトトラップに飛来した本種(2017.10.16 西表島)
Data
和名 コウセンポシロノメイガ
開張 14〜25mm
分布 屋久島,奄美大島,沖縄島,伊江島,石垣島,西表島,武富島,小浜島
出現期 3〜10月
花の蜜
 幼虫はクワ科(イヌビワ,ハマイヌビワ,アコウなど)の実や葉を食べる。
解説 南西諸島に生息するノメイガの一種。
同属のモンキシロノメイガCirrhochrista brizoalis)では前翅前縁の紋が発達しないが、本種では3つ共に横帯状に伸びる。
横線には個体差があり、横線同士が発達して融合している個体まである。
褐色の帯と腹部背面の斑紋には銀色光沢がある。
海外では台湾,中国,フィリピンに分布している。
 
国内に生息するCirrhochrista属は以下の3種。
和名/学名 分布
モンキシロノメイガ
Cirrhochrista brizoalis
本州(関東地方以西),伊豆諸島(大島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島),四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島(中之島,宝島),奄美大島,沖縄島,伊江島,石垣島,西表島,小浜島,与那国島
コウセンポシロノメイガ
Cirrhochrista kosemponialis
屋久島,奄美大島,沖縄島,伊江島,石垣島,西表島,武富島,小浜島
ハイモンシロノメイガ
Cirrhochrista spissalis
石垣島,西表島
 
トップの写真は10月16日の夜、西表島の標高120m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。以前沖縄で撮影した時は日中に見つけ、下草の葉の裏にしか止まらなかったが、今回ははっきりとした姿を見ることができた。かなり腹部が太いのが印象的だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2017.10.16 西表島)

草むらにいた個体
(2013.4.30 沖縄県国頭郡)
 
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