ホーム > チョウ目 > シャクガ科 > ナミシャク亜科
 
ハガタナミシャク
学名:Eustroma melancholica melancholica

ライトトラップに飛来した本種(2015.8.12 山梨県)
Data
和名 ハガタナミシャク
開張 ♂:31〜39mm
♀:35〜42mm
分布 北海道,本州,四国,九州,屋久島,奄美大島
出現期 4〜10月
花の蜜など
 幼虫はブドウ科(ツタ,ヤマブドウ)の葉を食べる。
解説 白い縁取りの横線が特徴のナミシャク。
オオハガタナミシャクEcliptopera umbrosaria umbrosaria)に似るが、和名に反して本種のほうが大きく、前翅の上下の横線が中央付近で繋がる。
北海道産の本種はやや小型。
低山地から亜高山帯に分布している。
海外では各別亜種がサハリン,台湾,朝鮮半島,中国,ロシア南東部,インド北部に分布している。
 
国内に生息するEustroma属は以下の4種。
和名/学名 分布
アミメナミシャク
Eustroma reticulata
北海道,本州,九州
ミヤマアミメナミシャク
Eustroma aerosa
北海道,本州
キアミメナミシャク
Eustroma japonica
北海道,本州,四国,九州,対馬
ハガタナミシャク
Eustroma m. melancholica
北海道,本州,四国,九州,屋久島,奄美大島
 
トップの写真は8月12日の夜,山梨県の標高1,600m付近のシラカンバの根元のササの葉上に止まっていた本種を撮影したもの。山地性の為、地元では1匹も確認したことがないが、この場所では個体数が非常に多く、シラカンバの幹にも複数の本種が止まっていた。下の写真もすべて同じ場所で撮影したもの。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.8.10 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2012.7.27 山梨県)

外灯に飛来した本種
(2011.8.11 山梨県)
 
先頭ページへ