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ソトムラサキコヤガ
学名:Maliattha bella

ライトトラップに飛来した本種(2021.8.4 岩手県)
Data
和名 ソトムラサキコヤガ
開張 約17mm
分布 北海道,本州,四国
出現期 6〜9月
不明
 幼虫はカヤツリグサ科の葉を食べる。
解説 赤紫色の模様が美しいスジコヤガの一種。
前翅の色彩は後縁前方から翅頂にかけて分断されて前半はオリーブ色、後半は赤紫色。
赤紫色部の中央付近にジグザグした白い横線がある。
同属のネジロコヤガに似るが、前半は淡黄色でオリーブ色にならず、後半は黒みが強いのに対し、本種では前半がオリーブ色を帯び、後半は赤紫色をしていることで区別できる。
海外では朝鮮半島,ロシア南東部に分布している。
 
国内に生息するMaliattha属は以下の7種。
和名/学名 分布
ヒメオビコヤガ
Maliattha arefacta
本州,四国,九州,対馬,屋久島
ヒメネジロコヤガ
Maliattha signifera
本州,四国,九州,対馬,屋久島
ネジロコヤガ
Maliattha chalcogramma
北海道,本州,四国,九州,対馬
ソトムラサキコヤガ
Maliattha bella
北海道,本州,四国
ナカウスキコヤガ
Maliattha khasanica
本州
ベニモンコヤガ
Maliattha rosacea
本州(関東地方,中部地方)
ハスオビコヤガ
Maliattha separata
屋久島,奄美大島,沖縄島
 
写真は8月4日の夜、岩手県の標高200m付近の林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
 
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