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シラホシコヤガ
学名:Enispa bimaculata

ライトトラップに飛来した本種(2012.6.23 静岡県)
Data
和名 シラホシコヤガ
開張 13〜15mm
分布 北海道,本州,四国,九州,奄美大島,徳之島,沖縄島
出現期 6〜8月
不明
 幼虫は地衣類(ムカデゴケ類)を食べる。
解説 白い斑紋が特徴のベニコヤガの一種。
全体的に灰褐色で前翅前縁沿いに2対の白紋がある。
幼虫は餌の地衣類を纏い、カモフラージュしている。同属のキスジコヤガEnispa lutefascialis)も同様の習性をしているが、本種は3対の突起があることが特徴とされている。
 
写真は6月23日の夜、静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。成虫は比較的地味ながらも、地衣類を纏った幼虫が特徴的なので一度見てみたかった種である。
毎年3月頃に緑白色の地衣類の生えた梅の木に地衣類を纏った幼虫を目にしていたが、繭になるのを待ってから持ち帰ったところ、キスジコヤガが羽化したので本種の幼虫ではないと思っていたが、幼虫に突起があることが本種のみの特徴と判断し、成虫を撮影したタイミングで両種の写真を差し替えた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2012.6.23)

ライトトラップに飛来した本種A
(2012.6.23)

梅上の幼虫@
(2009.3.21)

梅上の幼虫A
(2009.3.21)

梅上の幼虫B
(2009.3.21)

梅上の幼虫C
(2009.3.21)

エノキ上の幼虫
(2012.4.7)
 
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