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フタオビコヤガ
学名:Naranga aenescens

ライトトラップに飛来した♂(2015.7.26)
Data
和名 フタオビコヤガ
 別名:イネアオムシ
開張 14〜20mm
分布 北海道,本州,四国,九州,屋久島,奄美大島,沖縄島
出現期 5〜9月
花の蜜
 幼虫はイネの葉を食べる。
解説 イネアオムシとして悪名高いイネの害虫とされているスジコヤガの一種。
第1化は別型(f.brunnea)とされ、小型で全体的に黒味を帯び、帯模様もぼやける。
夏に出現する個体は大型で黄色味が強く、♂では明確な2本の赤紫色をした横帯模様があるが、♀では途切れて明瞭にはならない。
本種の幼虫はイネの害虫だが、本種の天敵としてホウネンタワラチビアメバチCharops bicolor)がいて、本種の幼虫に寄生して俵のような繭を造り羽化するため、イネを守る益虫となっている。
海外では東南アジアからインド一帯の稲作地域に広く分布しているとされる。
 
トップの写真は7月26日の夜1時頃、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。今まで♀しか見たことがなかったがようやく帯模様のある♂を撮影することができた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂@
(2015.7.26)

ライトトラップに飛来した♂A
(2015.7.26)

自宅の外灯に飛来した♀@
(2013.8.21)

自宅の外灯に飛来した♀A
(2013.8.21)

自宅の外灯に飛来した♀B
(2013.8.21)

水田の周囲にいた♀@
(2007.8.5)

水田の周囲にいた♀A
(2007.8.5)
 
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