アカスジシロコケガ | |
学名:Cyana hamata hamata | |
ライトトラップに飛来した♂(2015.9.19 静岡県) |
Data | |||||||||
和名 | アカスジシロコケガ | ||||||||
開張 | 約30mm | ||||||||
分布 | 北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,沖縄島? | ||||||||
出現期 | 6〜9月 | ||||||||
餌 | 花の蜜 幼虫は地衣類などを食べる。 |
||||||||
解説 |
大変綺麗な模様を持つコケガの仲間。 白い地色に赤い横線、黒い紋がある。黒紋は♂では2対あり、♀は1対。 更に♂の赤い横線は枝分かれする。 沖縄島では近年採集例が無く、生息が疑問視されている。 本種は以前はChionaema属だったが、近年Cyana属のシノニムとなった。 国内の本種は基亜種の他、赤色部がない伊豆諸島亜種(maenamii)と赤色が鮮やかな八重山亜種(kimurai)に分けられている。更に九州南部以南に本種と似たヒトテンアカスジコケガ(Cyana unipunctata)がいるが黒点の数が雌雄共に一つしかないことや赤帯の形状などに違いが見られる。 海外では台湾,朝鮮半島,中国に分布している。
地元で♀は数回撮影しているもののまだ♂は見てないのに対し、意外なことに6月23日でのライトトラップで一番数が多かったのは本種の♂だった。10匹以上はいたようだが、♀は1匹飛来しただけだった。主に♂が飛翔して♀を探すということなのだろう。 8月11日に行った山梨県の標高1,600m付近の林縁でのライトトラップでも複数の本種が飛来した。 |