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ウスイロカギバ
学名:Callidrepana palleola

ライトトラップに飛来した本種(2016.5.1 山梨県)
Data
和名 ウスイロカギバ
開張 ♂:25〜28mm
♀:30〜33mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 5,7〜9月
食べない?
 幼虫はウルシ科(ツタウルシ,ヤマウルシ,ウルシ)の葉を食べる。
解説 前翅先端が突き出るカギバガの一種。
地色は淡黄褐色で、外横線は茶褐色に縁取られた淡褐色で下部の縁取りが太く翅先まで伸びる。
内横線は細く、小刻みに波打つ。
前翅に横脈紋が出る有紋型も出現する。
有紋型はギンモンカギバに似るが、横脈紋は黒褐色で細長いのに対し、本種の横脈紋は赤褐色で卵型である点で区別できる。
海外では中国のみに分布している。
 
国内に生息するCallidrepana属は以下の4種。
和名/学名 分布
ギンモンカギバ
Callidrepana patrana
北海道,本州,四国,九州,対馬
ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
北海道,本州,四国,九州,対馬
クロモンカギバ
Callidrepana melanonota
九州(鹿児島県),奄美大島,徳之島,沖縄島,西表島
オオギンモンカギバ
Callidrepana hirayamai
本州(近畿地方以西),四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島
 
トップの写真は5月1日の夜、山梨県の標高1,000m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。今まで撮った中で特に模様がはっきりしている個体だった。
下の写真は7月26日の夜、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来したもの。新鮮で斑紋が鮮明な個体だったが、前日に撮影した個体は擦れて白っぽい個体だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2012.7.26 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2012.7.25 山梨県)
 
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