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ギンモンカギバ
学名:Callidrepana patrana

ライトトラップに飛来した本種(2015.8.15)
Data
和名 ギンモンカギバ
開張 ♂:27〜32mm
♀:31〜38mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 5,7〜9月
食べない?
 幼虫はウルシ科(ツタウルシ,ヤマウルシ,ウルシ)の葉を食べる。
解説 前翅先端が突き出るカギバガの一種。
地色は淡黄褐色で、外横線は茶褐色に縁取られた淡褐色で下部の縁取りが太く翅先まで伸びる。
翅脈や横脈紋の内部、外横線沿いに銀色の鱗粉がある。
本種はウスイロカギバの有紋型に似るが、横脈紋は赤褐色で卵型であるのに対し、本種の横脈紋は黒褐色で細長い点で区別できる。
また、クロモンカギバにも似るが、横脈紋は本種のほうが淡色。
海外では台湾,中国,インドシナ半島,インド北部に分布している。
 
国内に生息するCallidrepana属は以下の4種。
和名/学名 分布
ギンモンカギバ
Callidrepana patrana
北海道,本州,四国,九州,対馬
ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
北海道,本州,四国,九州,対馬
クロモンカギバ
Callidrepana melanonota
九州(鹿児島県),奄美大島,徳之島,沖縄島,西表島
オオギンモンカギバ
Callidrepana hirayamai
本州(近畿地方以西),四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島
 
トップの写真は8月15日の夜0時前、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。銀色の鱗粉がキラキラ輝いており綺麗だった。本種は4年前に葉の先端の黒いX字の中央にいた蛹を採集し羽化させたことがある。植物は分からなかったが近くにはヌルデがたくさんある環境だった。その時は気付くのが遅れケース内で既に死んでいて悔やんだ思い出がある。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.8.16)

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.8.16)

蛹@
(2011.7.3)

蛹A
(2011.7.3)
 
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