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ベニシタヒトリ
学名:Rhyparioides nebulosa

ライトトラップに飛来した本種(2012.6.23 静岡県)
Data
和名 ベニシタヒトリ
開張 38〜53mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 6〜9月
不明
 幼虫はオオバコ科(オオバコ),キク科(タンポポ類)の葉を食べる。
解説 山地性のヒトリガの一種。
前翅は淡黄色で前縁沿いに黒色の斑紋があり、後縁から中央にかけて暗化する。
後翅は鮮やかな赤色で黒色の斑紋がある。
♀では全体的にやや暗化するとされる。
 
国内に生息するRhyparioides属は以下の5種。
和名/学名 分布
ホシベニシタヒトリ
Rhyparioides amurensis nipponensis
北海道,本州,四国,九州
ベニシタヒトリ
Rhyparioides nebulosa
北海道,本州,四国,九州
コベニシタヒトリ
Rhyparioides metelkana
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,西表島
ゴマベニシタヒトリ
Rhyparioides purpurata gerde
本州(群馬県,長野県)
ヒメベニシタヒトリ
Rhyparioides subvaria
対馬
 
写真は6月23日の夜、静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。同属のホシベニシタヒトリRhyparioides amurensis nipponensis)の時もそうだったが、本種も他の蛾と違い、地面に着地してじっとしていた。わざと前翅を広げて警戒色の後翅を見せているのだろう。
同年7月26日、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップにも本種がたびたび飛来した。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2012.7.26 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2012.7.26 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種B
(2012.6.23 静岡県)
 
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