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クロサンカクモンヒメハマキ
学名:Cryptaspasma trigonana

林道にいた本種(2016.3.19)
Data
和名 クロサンカクモンヒメハマキ
開張 17〜25mm
分布 本州
出現期 4〜6月
不明
 幼虫はブナ科(コナラ,ミズナラ,アラカシ,クヌギ)の葉を食べる。
解説 春に出現するヒメハマキ。
翅の中央付近に黒い三角形の紋があり、更に斜め後方に白い楕円形の小さな紋がある。
黒い三角形の紋は個体差でくの字になるものも見られる。
同属に本種と酷似した同属のヘリオビヒメハマキがいるが、夏から晩秋にかけて出現することや♂の後翅に基毛叢がないことに対し、本種では春から初夏にかけて出現することや♂の後翅に基毛叢があることなどの相違点がある。
海外ではロシア南東部,ネパールに分布している。
 
国内に生息するCryptaspasma属は以下の3種。
和名/学名 分布
ヘリオビヒメハマキ
Cryptaspasma marginifasciata
北海道,本州,四国,九州
クロサンカクモンヒメハマキ
Cryptaspasma trigonana
本州
ハラブトヒメハマキ
Cryptaspasma angulicostana
本州,伊豆諸島,小笠原諸島、四国,九州,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
 
トップの写真は3月19日の午後2時半頃、雨上がりの近所の林道にいた本種を撮影したもの。林道を歩いていると小さな蛾が数匹飛来していてすべて本種だった。なかなか止まらずやっと止まったと思っても近づくとすぐに飛びたってしまい望遠マクロで何とか撮影した。
PHOTO

林道にいた本種@
(2016.3.19)

林道にいた本種A
(2016.3.19)

自宅の外灯に飛来した本種@
(2010.4.10)

自宅の外灯に飛来した本種A
(2010.4.10)
 
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