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ヨツメエダシャク
学名:Ophthalmitis albosignaria albosignaria

ライトトラップに飛来した♂(2016.8.9 山梨県)
Data
和名 ヨツメエダシャク
開張 40〜54mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 5〜8月
 北海道では6〜7月のみ。
花の蜜など
 幼虫はクルミ科(オニグルミ)の葉を食べる。
解説 白抜きの紋が印象的なエダシャクの一種。
地色は白色で、淡褐色〜暗褐色の斑紋がある。
後翅中央付近には白抜きの暗褐色の紋がある。
触角は♂では櫛歯状、♀ではほぼ糸状。
近似種のコヨツメエダシャクOphthalmitis irrorataria)がいるが、触角の櫛歯が長めで、地色が淡緑色〜淡褐色、後翅中央が暗色であるのに対し、本種は触角の櫛歯が短めで、地色が白色で後翅中央も白色であることで区別できる。
本州以南では年2化だが、北海道では年1化で6〜7月のみに出現する。
蛹で越冬する。
日本産の本種は基亜種で、ロシア南東部にも分布する他、中国と台湾にそれぞれ別亜種が分布している。
  
トップの写真は8月9日の夜1時頃、山梨県の標高1,000m付近のコナラ主体の雑木林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。先に♀も飛来していたが、♀を見るのは2回目でどちらも白っぽかったのに対し、今回初めて見る♂は模様がよく出ていた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
標高1,000m付近で撮影。
(2016.8.9 山梨県)

ライトトラップに飛来した♀
(2016.8.8 山梨県)

外灯の下にいた♀@
標高1,600m付近で撮影。
(2012.7.27 山梨県)

外灯の下にいた♀A
(2012.7.27 山梨県)
 
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