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モミジツマキリエダシャク
学名:Endropiodes indictinaria

ライトトラップに飛来した♂(2016.4.9)
Data
和名 モミジツマキリエダシャク
開張 1化:30〜34mm
2化:23〜30mm
分布 本州,四国,九州
出現期 4〜8月
花の蜜
 幼虫はカエデ科(イタヤカエデ,ヤマモミジ,ハウチワカエデ),カバノキ科(クマシデ,アカシデ)の葉を食べる。
解説 白色に褐色の模様が綺麗なエダシャク。
前翅の外横線外側に2対の暗褐色の紋がある。
触角は♂は櫛状,♀は糸状をしている。
海外では朝鮮半島,ロシア南東部に分布している。
 
国内に生息するEndropiodes属は以下の3種。
和名/学名 分布
ツマキリエダシャク
Endropiodes abjecta
北海道,本州,四国,九州,対馬
モミジツマキリエダシャク
Endropiodes indictinaria
本州,四国,九州
ツツジツマキリエダシャク
Endropiodes circumflexa
本州,四国,九州
 
トップの写真は4月9日の夜、近所の林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。翅を開いて止まると立体的で立派だが、よく細いライトトラップのポールに止まり翅を下げて止まることが多く、このポーズでは翅の模様が枯れ葉とそっくりになる。自然界では細い枝に付いた枯れ葉にしか見えないのだろう。
♀の写真は自宅に飛来した個体で、4月15日の夜には3匹も飛来し、触角が櫛状の♂も見ることができた。
その他の写真はすべて静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したドームシェルターとライトトラップに飛来したもの。雌雄共に明かりによく飛来している。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
(2016.4.9)

枯れ葉に擬態する♂
(2016.4.10)

ドームシェルターの明かりに飛来した♂@
(2011.5.3 静岡県)

ドームシェルターの明かりに飛来した♂A
(2011.5.3 静岡県)

ドームシェルターの明かりに飛来した♂B
(2011.5.3 静岡県)

自宅の外灯に飛来した♀@
(2009.4.12)

自宅の外灯に飛来した♀A
(2009.4.12)

前から見た♀
(2009.4.12)

ライトトラップに飛来した♀@
(2015.5.5 静岡県)

ライトトラップに飛来した♀A
(2015.5.5 静岡県)

ライトトラップに飛来した♀B
(2015.5.5 静岡県)

ライトトラップに飛来した♀C
(2015.5.5 静岡県)
 
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