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オオトビスジエダシャク
学名:Ectropis excellens

♂(2016.3.26)
Data
和名 オオトビスジエダシャク
開張 ♂:28〜40mm
♀:40〜50mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島,三宅島,八丈島,八丈小島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,石垣島,西表島
出現期 4〜9月
花の蜜など
 幼虫は広食性で、ツバキ,ヤマノイモ,ブナ,スイカズラ,バラ,ヤナギ,キツネノボタン,キク,ウコギ,タデ科,マメ科,ヒノキ科など多種の葉を食べる。
解説 やや大型の白っぽいエダシャク。
外横線外側中央付近に褐色斑があり内部を外横線沿いの白色の横線が横断する。
同属にウストビスジエダシャクやウスジロエダシャクに似るが、本種は赤味を帯びず、淡褐色。
♂の触角は微毛状、♀では糸状。
幼虫は茶褐色で、腹部のやや前方に黒色のV字の横帯があり、腹部中央付近は暗色をしている。
海外では台湾,朝鮮半島,中国,ロシア南東部に分布している。
 
国内に生息するEctropis属は以下の6種。
和名/学名 分布
ウストビスジエダシャク
Ectropis aigneri
北海道,本州,四国,九州,対馬
オオトビスジエダシャク
Ectropis excellens
北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島,三宅島,八丈島,八丈小島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,石垣島,西表島
ウルマトビスジエダシャク
Ectropis bhurmitra
与論島,沖縄島
フトフタオビエダシャク
Ectropis crepuscularia
北海道,本州,伊豆諸島(大島),四国,九州,対馬,屋久島
ウスジロエダシャク
Ectropis obliqua
北海道,本州,四国,九州,対馬
スギノキエダシャク
Ectropis sp.
本州,四国,屋久島
 
トップの写真は3月26日に近所の畑のそばの木に止まっていた♂を撮影したもの。
♀の写真は9月8日の夜2時頃、静岡県の標高600m付近の雑木林内に設置したライトトラップに飛来したもの。大型で太っており、この後お尻から緑色のものを出してコーリングを始めた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂@
(2015.8.16)

ライトトラップに飛来した♂A
(2015.8.16)

自宅の外灯に飛来した♂@
(2013.4.13)

自宅の外灯に飛来した♂A
(2013.4.13)

コナラ上の♂
(2007.5.12)

木柵上の♂
(2007.5.12)

ライトトラップに飛来した♀
(2012.9.8 静岡県)

イタドリ上の幼虫@
(2007.7.11)

イタドリ上の幼虫A
(2007.7.11)
 
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