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ハミスジエダシャク
学名:Hypomecis roboraria displicens

外灯に飛来した♂(2012.7.25 山梨県)
Data
和名 ハミスジエダシャク
開張 ♂:32〜50mm
♀:41〜60mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 5〜6,8〜9月
花の蜜,樹液など
 幼虫は広食性で広葉樹や針葉樹の葉を食べる。
解説 大型のエダシャクの一種。
白色に灰褐色の斑紋があり、前翅の中横線と外横線が後縁中央付近で繋がり、暗色の紋となって目立つ傾向があるが、中横線と外横線は結合しない場合もある。
本種は、斑紋や色彩の濃淡に個体差があり、亜外横線以外ほぼ黒化した個体まで見られる。
同属のナカシロオビエダシャクHypomecis definita)に似るが、内横線と中横線が結合するのに対し、本種では結合しない点で区別できる。
北海道産と本州中部山岳地帯では淡色で横線が黒く明瞭になる傾向がある。
基亜種はヨーロッパに分布している。
 
トップの写真は7月25日の夜、山梨県の標高1,600m付近の外灯に飛来した♂を撮影したもの。♂が多いが、近くに設置したライトトラップに♀も飛来した。静岡県での写真は標高600m付近の雑木林で撮影したものだが、山梨県の個体は白っぽく、静岡県の個体では黒味が強い違いがあり、前述の環境の違いが出ているようである。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂@
(2018.6.2 静岡県)

ライトトラップに飛来した♂A
(2012.6.23 静岡県)

外灯に飛来した♂
(2011.8.11 山梨県)

ライトトラップに飛来した♂B
(2012.9.8 静岡県)

ライトトラップに飛来した♀@
(2012.7.26 山梨県)

ライトトラップに飛来した♀A
(2012.9.8 静岡県)

ライトトラップに飛来した♀B
(2018.6.2 静岡県)
 
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