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ウスグロアツバ
学名:Traudinges fumosa

川沿いの草むらにいた個体(2021.8.6 岩手県)
Data
和名 ウスグロアツバ
開張 24〜34mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 5〜9月
花の蜜
 幼虫はカヤツリグサ科(スゲ類)の葉を食べる。
解説 クルマアツバの一種。
地色は紫褐色で、内・外横線は茶褐色で太く明瞭。内横線は比較的まっすぐで前縁沿いで前方に緩やかにカーブする。
トビスジアツバHerminia tarsicrinalis)など似た種も多いが、本種では前翅外縁沿いの黒い縁取りが途切れず、縁毛の根元は淡褐色で目立つことや横線の形状や太さなどに特徴がある。
第1化は5〜7月に出現し、比較的大型、第2化は8〜9月に出現し小型。
海外では朝鮮半島,中国,ロシア東南部に分布している。
 
国内に生息するTraudinges属は以下の2種。
和名/学名 分布
ウスグロアツバ
Traudinges fumosa
北海道,本州,四国,九州,対馬
ハスオビアツバ
Traudinges obliqua
北海道,本州(中部地方以北)
 
トップの写真は8月6日に岩手県の川沿いの草むらにいた本種を撮影したもの。新潟県の標高200m付近の林縁に設置したライトトラップにも飛来している。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2017.8.12 新潟県)
 
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