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ヤエヤマコブヒゲアツバ
学名:Zanclognatha yaeyamalis

ライトトラップに飛来した♀(2017.7.11 西表島)
Data
和名 ヤエヤマコブヒゲアツバ
開張 22〜28mm
分布 八重山諸島
出現期 3〜10月
不明
 幼虫は広葉樹の枯葉を食べる。
解説 八重山諸島に生息するコブヒゲアツバ。
♂の触角は中央基部寄りに瘤状の結節があり、コブヒゲの由来となっている。♀では糸状で瘤はない。
沖縄諸島以北に生息するヤクシマコブヒゲアツバに似るが、ヤクシマコブヒゲアツバの亜外横線は点列状であるのに対し、本種は線状である点で区別できる。
亜外横線の翅頂外縁寄りは暗色。
海外では台湾(緑島)に生息している。
 
国内に生息するZanclognatha属は以下の4種。
和名/学名 分布
コブヒゲアツバ
Zanclognatha lunaris
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬
ホンドコブヒゲアツバ
Zanclognatha curvilinea
本州(関東地方南部以西),四国,九州,対馬
ヤクシマコブヒゲアツバ
Zanclognatha yakushimalis
本州(伊豆半島以西),四国,九州,屋久島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島
ヤエヤマコブヒゲアツバ
Zanclognatha yaeyamalis
八重山諸島
 
写真は7月11日の夜0時過ぎ、西表島のホテル周辺の林縁に設置したライトトラップに飛来した♀を撮影したもの。
 
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