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アトヘリヒトホシアツバ
学名:Gesonia fallax

ライトトラップに飛来した♀(2017.5.29 埼玉県)
Data
和名 アトヘリヒトホシアツバ
開張 約21mm
分布 本州,四国,九州,対馬
出現期 4〜10月
 幼虫はマメ科(クズ,フジ)の葉を食べる。
不明
解説 前翅会合部後方に暗褐色の紋があるのが特徴的なアツバ。
暗褐色の紋は地色の明るい灰褐色の前翅によく目立つ。
外横線は不明瞭で大きく波打ち、後縁付近で暗色紋となる。
本種は従来Hemipsectra属とされていたが、本属のシノニムになったものの、コハイイロアツバGesonia obeditalis)と大きく異なる為、将来的に再度変更される可能性があるとされている。
海外では朝鮮半島に分布している。
 
トップの写真は5月29日の夜1時半頃、埼玉県の標高90m付近の林内に設置したライトトラップに飛来した♀を撮影したもの。以前自宅に飛来した個体の触角は基部が太く微毛が生えていた為、今回の個体で雌雄の違いが確認できた。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した♂
(2010.5.31)

ライトトラップに飛来した♀@
(2017.5.28 埼玉県)

ライトトラップに飛来した♀A
(2017.5.29 埼玉県)

日当たりの良い林縁にいた個体
(2007.5.26)
雌雄の相違点

♂の触角
基部が太く、短い櫛歯状の微毛も生えている。
(2010.5.31)

♀の触角
糸状で微毛も生えていない。
(2017.5.28 埼玉県)
 
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