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カブトホソトゲダニ
学名:Hypoaspis allomyrinatus

カブトホソトゲダニ(2007.11.7)
Data
和名 カブトホソトゲダニ
体長 約0.6mm
分布 日本全土
出現期 一年中
線虫やハエ類の卵・幼虫など
解説 カブトムシやクワガタに寄生するダニ。
甲虫に寄生するというより便乗するダニで、腐植土中などで線虫やハエの卵・幼虫を食べている。
カブトムシTrypoxylus dichotoma septentrionalis)に付くダニとして知られてはいるが、ダニの種まではあまり知られていない。「日本ダニ類図鑑」(全国農村教育協会)でやっと知ることができた。
卵型の背板が特徴的。
同様に寄生するイトダニの仲間も有名だが、イトダニの場合は肛門から出す糸状の分泌物で宿主にくっつき、体型はほぼ円形に近く、脚も短くほとんど歩かずじっとしている。それに対し、本種はよく歩き、触角・脚が長め。
 
写真は11月7日に飼育している自己採集した西表島産サキシマヒラタDorcus titanus sakishimanus)のWF1の♀に付着していた本種を撮影したもの。前胸背板と腹部の隙間にたくさん付いていた。
PHOTO

サキシマヒラタに寄生する本種@
腹部の裏面に止まっているところ。
(2007.11.7)

サキシマヒラタに寄生する本種A
(2007.11.7)

サキシマヒラタに寄生する本種B
(2007.11.7)

サキシマヒラタに寄生する本種C
(2007.11.7)
 
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