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ウラギンシジミ
学名:Curetis acuta

♂(2005.11.13)
Data
和名 ウラギンシジミ
前翅長 15〜24mm
分布 本州,佐渡島,伊豆諸島,隠岐,淡路島,四国,九州,対馬,壱岐,平戸島,甑島列島,大隅諸島,トカラ列島(中之島),奄美大島,八重山列島
出現期 5〜10月  成虫で越冬する。
腐った果実,獣糞,死骸
 幼虫はマメ科のクズ,フジなどの葉を食べる。
解説 裏の翅が真っ白なやや大型のシジミチョウ。
表の翅は茶色にオレンジ色の模様があるが、♀では灰色でこの点はヤマトシジミPseudozizeeria maha)と特徴が似ている。花には来ず、主に腐った果実や獣糞などに来る。
本種が羽ばたくと裏翅の白色が見え隠れするので、その様子がまるで銀紙を散らしたように見えることから和名のウラギンとなった。
成虫で越冬できる。
 
吸水中のツバメシジミEveres argiades)の撮影中、本種が飛んできて、一緒に吸水をしていた。小型が多いシジミチョウ科の中、ツバメシジミと並ぶと本種の大きさがよく分かる。
本種は大抵翅を閉じて止まるので、表の翅はなかなか見せてくれないが、たまに日光浴のために翅を開いて止まることがあり、11月にも日光浴している本種を撮影できた。
♀はなぜか見たこともなかったが、12月10日の秋晴れに日光浴している本種の♀を発見できた。
PHOTO

日光浴している♂
大抵翅を閉じて止まるので、表の翅を見ることができないが、時々日光浴のために翅を開くことがあり、オレンジ色の模様を見ることができる。
(2005.10.8)


♀では灰色がかり、♂のオレンジの部分が白くなる。
(2005.12.10)

葉の裏に止まる本種
冬場だが天気が良く暖かかったので本種が見られた。
(2006.1.15)

本種の頭部
冬場にユズの葉の裏に止まっていた本種を頭部から撮影した。
(2006.1.15)

死骸に来た本種
ミミズの死骸もよいエサとなり、汁を懸命に吸っていた。
(2005.10.8)

ツバメシジミと吸水する本種
ツバメシジミEveres argiades)を撮影中に本種が飛んできて一緒に吸水していた。とても大人しくお互いに無関心だった。
小型が多いシジミチョウ科の中で本種の大きさが目立つ。
(2005.10.2)
 
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