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ナワヨツボシオオアリ
学名:Camponotus nawai

アオキの葉上を歩く働きアリ(2020.4.29)
Data
和名 ナワヨツボシオオアリ
体長 4〜4.5mm
分布 本州,伊豆諸島,沖ノ島,地島,江ノ島,猿島,城ケ島,沖ノ島,高島,島後,西ノ島,四国,九州,中甑島,五島列島,志賀島,大島,壱岐,平戸島,対馬,屋久島,トカラ列島(平島,諏訪之瀬島,悪石島,宝島,横当島),奄美大島
出現期 羽アリ:7〜8月
甘露,虫の死骸など
解説 オオアリ属ウメマツオオアリ亜属の一種。
体色は光沢のある黒色〜黒褐色で、前胸が赤褐色〜黒褐色。
腹部の第1・2節の背板にそれぞれ1対の淡黄色の円紋があるが明瞭か個体から消失個体まで変異がある。
兵アリと働きアリがおり、兵アリは触角の柄がやや短く頭部の後縁よりやや長い程度。
森林に棲息し、樹上営巣する。
 
写真は4月29日に近所の竹林のある林道でアオキの幼木の葉上を歩きまわっている働きアリを撮影したもの。元々写真の手前のベタついた甘露に集まっている5,6匹のテラニシシリアゲアリを撮影するつもりだったが、近くを歩き回る本種に気付いて撮影した。本種も甘露の匂いに引き寄せられたものの近づくことはできないようだった。
その後のビーティングでも得られており、前胸の色彩が暗い個体や円紋に個体差のあるものが見られた。特徴がヨツボシオオアリに似ているものは紛らわしい。
兵アリの写真は2月27日に近所の林道でシュロをビーティングして得られたもの。頭部の大きさから兵アリだと思う。
PHOTO

ビーティングで得られた働きアリ@
(2020.5.3)

ビーティングで得られた働きアリA
(2020.5.3)

ビーティングで得られた働きアリB
腹部の円紋がほぼ消失している個体。
(2020.5.2)

ビーティングで得られた兵アリ@
シュロにいた。
(2021.2.27)

ビーティングで得られた兵アリA
(2021.2.27)

ビーティングで得られた兵アリB
(2021.2.27)
 
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