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アシナガアリ
学名:Aphaenogaster famelica

アシナガアリ
(2006.3.21)
Data
和名 アシナガアリ
体長 7〜8mm
分布 北海道,奥尻島,本州,佐渡島,伊豆諸島(大島,利島,新島),四国,九州,甑島列島,五島列島,壱岐,平戸島,対馬,種子島,屋久島
出現期 3〜11月
虫の死骸,果実など
解説 あわゆる赤アリ。
和名のとおり、脚が長く、触角も大変長い。
胸部は大変細長く、特徴あるスタイルをしている。
エサは虫の死骸の他、植物の種子や花びらといった植物質のものも好む。
 
国内に生息するアシナガアリ属(Aphaenogaster)は以下の17種。
和名/学名 分布
アシナガアリ
Aphaenogaster famelica
北海道,奥尻島,本州,佐渡島,伊豆諸島(大島,利島,新島),四国,九州,甑島列島,五島列島,壱岐,平戸島,対馬,種子島,屋久島
リュウキュウアシナガアリ
Aphaenogaster concolor
沖永良部島,沖縄島,渡嘉敷島,尖閣諸島(北小島)
クロミアシナガアリ
Aphaenogaster donann
与那国島
トゲナシアシナガアリ
Aphaenogaster edentula
小笠原諸島(母島,聟島)
エラブアシナガアリ
Aphaenogaster erabu
薩摩黒島,口永良部島,トカラ列島(中之島,悪石島)
クビナガアシナガアリ
Aphaenogaster gracillima
石垣島,西表島,与那国島
サワアシナガアリ
Aphaenogaster irrigua
種子島,奄美諸島,沖縄島,硫黄鳥島,久米島
イハマアシナガアリ
Aphaenogaster izuensis
本州(伊豆半島)
ヤマトアシナガアリ
Aphaenogaster japonica
北海道,奥尻島,天売島,本州,伊豆諸島(神津島,三宅島,御蔵島,八丈島),佐渡島,九州,平戸島,対馬,屋久島
クメジマアシナガアリ
Aphaenogaster kumejimana
久米島
イクビアシナガアリ
Aphaenogaster luteipes
奄美大島,徳之島,尖閣諸島(魚釣島)
ヒメアシナガアリ
Aphaenogaster minutula
奄美大島
オモトアシナガアリ
Aphaenogaster omotoensis
石垣島
イソアシナガアリ
Aphaenogaster osimensis
本州(太平洋岸),伊豆諸島,小笠原諸島,四国,九州,平戸島,上甑島,下甑島,,薩摩黒島,硫黄島,屋久島,口永良部島,トカラ列島(口之島,中之島,平島,悪石島),奄美大島
ヨナグニアシナガアリ
Aphaenogaster rugulosa
与那国島
タカサゴアシナガアリ
Aphaenogaster tipuma
石垣島,西表島
トカラアシナガアリ
Aphaenogaster tokarainsulana
種子島,トカラ列島(口之島,小島,悪石島,宝島)
 
自宅庭に普通に見られるが、クロヤマアリが日当たりの良い場所に多く見られるのに対し、本種は日が差さないじめじめした場所に多く見られている。
また、クロヤマアリが始終ちょこまかと歩き回っているのに、本種はゆっくりゆっくり歩き、逃げる時もあまり早く走らないので、捕まえやすい。
PHOTO

上から見た本種
胸部が大変細長いのが分かる。
(2006.3.21)

花びらを運ぶ本種
本種は花びらや種子などの植物質のエサも好む。
(2006.3.29)

ゴミグモに掴まった本種
 
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