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ヤマトクサカゲロウ
学名:Chrysoperla nipponensis

自宅の外灯に飛来した本種(2016.3.30)
Data
和名 ヤマトクサカゲロウ
 別名:ニッポンクサカゲロウ
開張 22〜29mm
分布 北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(八丈島),佐渡島,四国,九州,沖縄島
出現期 6〜11月
 成虫で越冬する。
甘露
 幼虫はアブラムシなどを捕食する。
解説 よく見られるクサカゲロウの一種。
背中に1本の黄色い筋があり、翅脈は体色と同じ緑色をしている。
似た種も多いが、頭部の斑紋や翅脈の色等で同定できるようだ。
成虫は晩秋〜冬にかけて体色が赤褐色〜褐色に変色する越冬型と呼ばれる形態をとる。
図鑑では成虫の餌は甘露と記載されているのみで、詳細は不明だが、恐らくアブラムシの出す蜜や花の蜜などを食べていると思われる。
 
国内に生息するヒメクサカゲロウ属(Chrysoperla)は以下の4種。
和名/学名 分布
ヤマトクサカゲロウ
Chrysoperla nipponensis
北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(八丈島),佐渡島,四国,九州,沖縄島
クロズヤマトクサカゲロウ
Chrysoperla nigrocapitata
北海道,本州,四国
スズキクサカゲロウ
Chrysoperla suzukii
本州,四国,九州
アカスジクサカゲロウ
Chrysoperla furcifera
小笠原諸島(父島),四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄島,北大東島,南大東島,伊良部島,石垣島,西表島
 
トップの写真は3月30日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した本種@
(2016.3.30)

自宅の外灯に飛来した本種A
(2016.3.30)

庭の物置に止まっていた個体
(2007.9.8)

ビーティングで得られた越冬型@
(2020.3.7)

ビーティングで得られた越冬型A
(2020.3.7)
 
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