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アシマダラヒメカゲロウ
学名:Micromus calidus

サクラ上の本種(2012.3.26)
Data
和名 アシマダラヒメカゲロウ
開張 15〜20mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,西表島
出現期 3〜11月
 成虫で越冬する。
甘露
 幼虫はアブラムシヨコバイハゴロモなどの体液。
解説 斑模様の脚をしたヒメカゲロウ。
翅は淡褐色で、特徴的な暗褐色の斑紋がある。
幼虫は肉食性で、アブラムシヨコバイなどの幼虫の体液を吸うので、益虫と言える。
幼虫の体表はやや透明度があり、脈打つ細長い心臓斑が確認できる。
 
国内に生息するチャバネヒメカゲロウ属(Micromus)は以下の9種。
和名/学名 分布
ホソバヒメカゲロウ
Micromus linearis
北海道,本州,四国,九州,対馬,奄美大島
アヤホソバヒメカゲロウ
Micromus variegatus
北海道,本州,九州
アシマダラヒメカゲロウ
Micromus calidus
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,西表島
チャバネヒメカゲロウ
Micromus numerosus
北海道,本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,石垣島,西表島
コチャバネヒメカゲロウ
Micromus angulatus
北海道,本州,九州,対馬
ウスチャバネヒメカゲロウ
Micromus timidus
本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),小笠原諸島(父島,母島),九州,口永良部島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島,南大東島,石垣島,西表島
オキナワチャバネヒメカゲロウ
Micromus igorotus
沖縄島
シロタエヒメカゲロウ
Micromus dissimilis
北海道,本州,四国,九州
タカネヒメカゲロウ
Micromus paganus
北海道,本州
 
成虫の写真は3月26日に飛翔中の本種がサクラの幹に止まったところを撮影したもの。体長が小さい上に、体を傾けてじっとすることで、止まっているとまったく分からないほど幹と同化していた。
幼虫の写真は11月29日に、コナラの葉の裏で発見したもの。
PHOTO

本種のアップ
トップの写真をトリミングしたもの。和名の通り、脚に斑紋がある。
(2012.3.26)

サクラの幹に隠れる本種@
幹に同化させる為、体を傾けている。
(2012.3.26)

サクラの幹に隠れる本種A
(2012.3.26)

コナラ上で捕食する幼虫
(2008.11.29)
 
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