トゲマダラアブラムシ属の一種(その1) | |
学名:Tuberculatus sp. | |
コウヤミズキ上の有翅型(2010.11.13) |
Data | |
和名 | トゲマダラアブラムシ属の一種(その1) |
体長 | 約2mm |
分布 | 本州,他不明 |
出現期 | 11月 |
餌 | 不明 |
解説 |
トゲマダラアブラムシ属の一種。 体色は透明感のある淡黄色で、角状管の先端付近は黒色。 腹部背面の指状突起は3対で後方の1対の先端部は黒い。 前胸背の指状突起は1対のみ。 クヌギトゲマダラアブラムシ(Tuberculatus capitatus)やカシワトゲマダラアブラムシ(Tuberculatus yokoyamai)とよく似ているが、クヌギトゲマダラアブラムシに対しては本種は前胸背の指状突起は1対であることで区別でき、カシワトゲマダラアブラムシでは指状突起や角状管に黒い紋はないことで区別できる。 また、本種は「日本原色アブラムシ図鑑」(全国農村教育協会)で紹介されているコナラに付くという「Tuberculatus sp. A」と酷似しているが、腹部背面の指状突起が黒くならない部分のみが本種と違うようである。 本種はコウヤミズキの葉の裏で見られたが、1匹のみであり単に休んでいた可能性が高く、本属の仲間と同様、ブナ科のいずれかの種を寄主としていると思われる。 |
関連リンク | アブラムシ特集 |
PHOTO | |
コウヤミズキ上の有翅型@ (2010.11.13) |
コウヤミズキ上の有翅型A (2010.11.13) |