ホオノキヒゲナガマダラアブラムシ | |
学名:Neocalaphis magnolicolens | |
有翅型(2009.10.9) |
Data | |
和名 | ホオノキヒゲナガマダラアブラムシ |
体長 | 約2mm |
分布 | 本州,他不明 |
出現期 | 6〜9月 |
餌 | ホオノキの汁 幼虫も同様。 |
解説 |
ホオノキに付くマダラアブラムシ。 体色は、淡黄色で、触角は淡色で、各節先端部に黒色部がある。 角状管は短いくさび形。 本種は同属のモクレンヒゲナガマダラアブラムシ(Neocalaphis magnoliae)に似ているが、触角は第3節中央から先端まで黒色で、翅脈も黒色をしているなどの特徴があるのに対し、本種では、触角第3節は先端部のみ黒色であることや、翅脈も黒色にならないなどの違いがある。 単性世代では、有翅型のみで、無翅型は出現しない。 翌年の11月6日に同じホオノキを訪れたところ、枝が高くようやく手の届いたのは1枚の葉のみであったが、その葉の裏に1匹だけ有性世代の有翅型の♂を発見することができた。淡黄色1色だった単性世代に比べ、やや小さく、黒色のはっきりとした模様が見られた。このようにアブラムシの仲間は同じ種でも一言では語れない奥深さがある。同じ葉にその幼虫も見られた。11月20日には同じホオノキで有性世代の無翅型♀を見つけることができた。 |
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