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ニホンケクダアブラムシ
学名:Greenidea nipponica

コナラ上の有翅型(2009.6.27)
Data
和名 ニホンケクダアブラムシ
 別名:ニホンケブカアブラムシ
体長 約2.5mm
分布 北海道,本州,九州
出現期 6〜8月
クヌギ,ウバメガシ,ミズナラ,コナラ,アラカシ,カシワの汁
 幼虫も同様。
解説 ブナ科に集まるケクダアブラムシ。
体色は光沢のある暗褐色。角状管は毛深く長い。特に有翅型の角状管は無翅型よりも長くなる。
同属のクワナケクダアブラムシGreenidea kuwanai)と酷似し、更に寄主植物によっても体色に変異があるなど同定は困難だが、クワナケクダアブラムシでは、有翅型は黒色で大型,脛節の基部側約3分の1が暗色であるのに対し、本種では有翅型は暗褐色で前種より小型,脛節全体が淡色である。また、幼虫は図鑑の写真も含めて見る限りでは、本種は幼虫でも成虫と同様の艶があるようだ。
また、近似種にコケクダアブラムシ(Eutrichosiphum pasaniae)もいるが、小型でやや細長く、有翅型では翅の黒い縁紋が長く発達するなどの相違点がある。
 
写真は6月27日に庭のコナラ上の本種を撮影したもの。体色にバラつきがあり、有翅型では写真の色の淡い個体と黒褐色の個体がいた。大きさは明らかにクワナケクダアブラムシよりも小さく、脛節の色も全体的に淡色である2点で、本種であることが分かった。
関連リンク  アブラムシ特集
PHOTO

コナラ上の無翅型@
(2009.6.27)

コナラ上の無翅型A
(2009.6.27)

コナラ上のコロニー@
(2009.6.27)

コナラ上のコロニーA
(2009.6.27)

コナラ上の幼虫
(2009.6.27)

コナラ上の無翅型の幼虫
(2009.6.27)
 
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