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ホウセンカヒゲナガアブラムシ
学名:Impatientinum impatiens

サルトリイバラ上の有翅型(2010.5.22)
Data
和名 ホウセンカヒゲナガアブラムシ
体長 約2mm
分布 本州,他不明
出現期 5〜11月
一次寄主:サルトリイバラ
二次寄主:ツリフネソウ
解説 サルトリイバラとツリフネソウに付くアブラムシ。
成虫は光沢のある赤味がかった黒色。
幼虫は黄緑色,オンレジ色,サーモンピンクの3型があり、角状管の付け根周辺は黄緑色になるという。
 
5月3日の写真はサルトリイバラの葉の裏にいた幼虫を撮影したもの。探していた種でやっと発見したが、1枚の葉に一箇所に集まっている幼虫11匹であり、捕食されたのか産んだ親はいなかった。図鑑によると幼虫の体色は3型あるとされ、発見した幼虫はオレンジ色の型であった。撮影した2齢幼虫は観察の為に飼育することにした。成虫はまた近いうちに探したい。
5月6日に飼育中の幼虫の内、2匹が脱皮していた。体色が濃くなり、脚も格段に長くなった。恐らく次の脱皮で成虫になると思う。と思ったら、翌日写真の個体が産仔した。体長は小さいがこれで成虫らしい。1齢幼虫の体長は5月3日時点の採集した幼虫の3分の1程度、0.5mm程の小ささであった。
その後も増え、5月21日には有翅型を確認。翌朝撮影することができた。
関連リンク  アブラムシ特集
PHOTO

サルトリイバラ上の無翅型@
(2010.5.7)

サルトリイバラ上の無翅型@
(2010.5.7)

サルトリイバラ上の無翅型A
(2010.5.7)

サルトリイバラ上の幼虫@
(2010.5.3)

サルトリイバラ上の幼虫A
(2010.5.3)

本種がいたサルトリイバラ
赤味がかった斑があり、観葉植物のように綺麗なつる性植物。
サルトリイバラアブラムシも見られる。
(2010.5.3)
 
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