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ヘラクレス・セプテントリオナリス飼育記
Dynastes hercules septentrionalis
産地:コスタリカ
 
 
掲示板に余品のヘラクレス・ヘラクレスの♀と何かのカブトとの交換を募ったところ、相互リンクでお世話になっているほわいとびーとるのmiukotaさんからセプテントリオナリスの1齢幼虫6頭と交換していただくことになりました。
以前から飼育したいと思っていた亜種だったので、大型個体を目指して飼育していきたいと思います。
 


 
 
1齢幼虫到着 1齢幼虫@
(2005.6.12)
 
2005年6月12日
 miukotaさんより、コスタリカ産/F3 ヘラクレス・セプテントリオナリス1齢幼虫6頭が到着した。
セプテントリオナリスはオキシデンタリスと似ているものも多いが、miukotaさんのHPで本種の特徴が非常によく出ている写真を確認していたので、安心して飼育ができる。
1頭ずつ大プリンカップにセットした。
1齢幼虫A
(2005.6.12)
 
1齢幼虫B
(2005.6.12)
 
マット交換(1回目)
8月27日
 幼虫が3齢幼虫に成長し、プリンカップで飼育しているマットが糞だらけになり、限界になっていたので、ケース交換を兼ねてマット交換を行なった。
5頭いたのだが、1頭は姿がなく、早いうちに死んだようだが、原因として考えられるのは、夏場の蒸れによる窒息死だと思われる。
コバエの侵入を恐れ、通気穴を画鋲で空けたため、大変小さく、水滴などで目詰まりし易いのである。
他の幼虫は元気で皆3齢幼虫になっており、雌雄判別・体重測定をしたところ、♂4頭(47,46,38,37g)・♀1頭(56g)で♀が1頭しかいなかったのは少々残念であった。
マット交換するには少々遅めだったが、まだまだ大型は目指せると思い、♂3頭は大プラケースで単独飼育、残り1ペア(♂47g・♀56g)は大プラケースで一緒に飼育することにした。
 
3齢幼虫(47g)
(2005.8.27)
 
3齢幼虫(47g)頭部のアップ
届いたばかりのマクロリングライトを使用し、手持ちで撮影した。
(2005.8.27)
 
マット交換(2回目)
3齢幼虫
(2006.1.7)
 
2006年1月7日
 ♂幼虫のマットが劣化し、1週間前からコバエが大量に沸いているのを発見していたので、そのケースのマット交換をすることにした。
おびただしいコバエによってマットが完全にペースト状となっていたが、♂幼虫(前回46g)は96gと良好に成長していた。まだ真っ白で100gオーバーはしてくれそうである。
もう2匹の♂のケースはコバエが発生せずまださほど縮んでいなかったので、マット交換は見送った。
1ペアのケースのマットはだいぶ縮んでしまっていたのでマット交換した。
♂87g,♀66gであった。
使用しているマットは、今日届いたばかりの2箱100Lを買ったものだが、飼育しているオオカブトのマット交換をすると1日で10Lしか残らなかった・・・。
 
2月19日
 最後の1頭のマット交換をした。マット交換が遅れたため、マットが劣化してしまった。前回37gだった幼虫は81gに成長していた。
蛹化
2007年1月28日
 ここ1年、昆虫撮影に忙しく、飼育記の更新をサボってました。
既に♀は1年近く前に完品で羽化、カブト・クワガタ飼育の飽きもあって、撮影する気にならず写真も残っていない。
今日は♂のマットを交換するつもりで取り出してみると既に蛹になっていた。
今回の羽化ズレは♂のマット交換を怠っていたことによるためで、常に新鮮なマットを与えていれば他のヘラクレスと同様に本亜種も羽化ズレを防げたはずである。
この蛹はこのまま羽化を待つことにした。
 
蛹@
(2007.1.28)
 
蛹A
(2007.1.28)
 
羽化
4月8日
 蛹のケースを確認して見ると既に羽化していた。ケース側面からは蛹が見えていたのだが、それは蛹の抜け殻だったため気付くのが遅れてしまった。しかし、まだ前翅は真っ黒で目は白く、羽化後1,2週間程度しか経っていないように見えた。
体長は120mmでマット交換をサボっていた割には大プラケースで単独飼育が良かったのかまずまずの大きさの個体だった。
成熟次第改めて撮影したい。
 
新成虫の♂120mm@
(2007.4.8)
 
新成虫の♂120mmA
(2007.4.8)
 
5月20日
 そろそろ前翅も色付いてきた頃だと思い、撮影してみた。
 
新成虫の♂120mmB
(2007.5.20)
 
新成虫の♂120mmC
(2007.5.20)
 
新成虫の♂120mmD
(2007.5.20)
 
新成虫の♂120mmE
(2007.5.20)


 

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