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  「昆虫ビギナーズガイド クワガタムシ」について
 
2011/4/3
虫ナビにご訪問していただいている皆様、こんにちは。虫ナビのtsukiです。

執筆中のクワガタ本の詳細が決まりましたので、ご報告させていただきます。

タイトル:昆虫ビギナーズガイド クワガタムシ
出版社:誠文堂新光社
サイズ:A5変判
112ページのオールカラー
発売日:2011年4月19日(予定)
価格:1,050円


元々、私はビギナーズガイドシリーズを知らず読んだことも無かった為、同シリーズの飼育中心の本のイメージとは異なっているかもしれませんが、クワガタを扱う本として、採集法や図鑑、標本作成など飼育以外についても同じように力を入れたつもりです。生態が分かれば、採集もしやすいし、飼育法もおのずと分かってきます。そういった意味で、大変分かりやすい本になったのではと思っております。

現在、ほとんど完成しておりますが、イラストを増やしたいとの事で要望に従って参考文献より写真やイラストをお送りしたところ、ほとんど丸写し状態のイラストとなっており、写真のイラスト化はともかくイラストを丸写ししたイラストはまずいでしょと土壇場で対応していただいております。出版社としては普通に行われていることであっても、著作権を重んじる私としては黙って見過ごせませんので妥協せず無理を言わせてもらいました。

何はともあれ、価格も安いし、皆さんにお勧めできる本になったと思っております。
ネットショップによっては今から予約することもできますので、よろしくお願いします。

以下は、その問題のイラストです。
クワガタムシ(保育社)のイラスト 誠文堂新光社のイラスト
ミックス
さすがにここまでピッタリとは呆れてしまいました・・・。
輪郭をなぞって、塗り絵をして文字を消しただけとしか思えません。
ちなみに上部の2本のロープは、棒の輪郭と勘違いされていたようで、塗り絵の世界ですね・・・。
参考までにということで、私の参考文献である「クワガタムシ」(保育社)内のイラストを見せはしましたが、そっくり丸写しするのはさすがにまずいでしょうと言ったところ、編集者の方は「問題ないレベル」との事。どうやら普通の事らしいです。

少なくとも私の本では当然却下、どこかのホームページの写真を参考に新たに描き直したようで、保育社のイラストとどこかのホームページのイラストのミックスという感じになったので、しぶしぶOKしました。
標本の展足の写真も提供しましたが、そっくりイラスト化されていたり、何かと参考になる画像を欲するので薄々は不信感を抱いていました。単純に私が厳しいだけなんでしょうか?でもこれがイラストレーターの仕事とは思えません。もはや依頼されても御免被ります。

これから虫ナビの本を1ヶ月以内で休日をメインに執筆いたします。
皆さんのご意見もありましたら、今後の参考にしますので、お気軽にメールください。
2011/3/5
虫ナビにご訪問していただいている皆様、こんにちは。

現在執筆中のクワガタ本の原稿がようやく終了しました。
誠文堂新光社より4月頃出版予定で、タイトルは「ビギナーのためのクワガタムシブック(仮称)」となりそうです。
執筆期間は働きながら約1ヶ月という結構ハードな期限でしたが、写真やノウハウ等が揃っていたのでかなり良い出来になったと思います。参考文献を読み漁ったり、新たにクワガタを入手したりといった努力も怠っておりません。写真点数は400点以上使用しましたが、後は本の雰囲気作りとしてイラストにしたほうが良いものやレイアウトの都合上、省かれるものも出てくると思います。
以前にもお知らせしましたが、基本的なクワガタの飼育法と各種クワガタの生態及び飼育情報を書くことによって様々な種類のクワガタを飼育できるよう工夫しました。種類ごとに別々に飼育法を書いてしまうと、いたずらにページ数を増やすだけでなく返ってややこしくなってしまうし、応用することも学んでいただけないと思います。

クワガタ本ということで、やはり標本作成についても触れていますが、当サイトでは標本作成法のページは作っていなかったものの10年前の標本が残っておりました。丁度外国産のクワガタの飼育を始めたばかりの頃で、2000年3月6日に購入したパプアキンイロクワガタで、大変思い出深く今もその輝きは衰えていません。ただ、本格的に標本をやろうとしたことはありません。何故なら長く飼育すればするほど触角や脚が取れたり、光沢が鈍くなったりして標本に残す個体が限られてくるからです。

その他、採集法、飼育法、幼虫の同定法、クワガタとキノコの関係などビギナーがあらかじめ学んでおくとすんなりマニアのレベルまで行ってしまう内容になるよう周り道せずにできるだけ要点を絞り、分かり易く書いてみました。ちょっとした遊び心として樹液に集まる虫を紹介した虫ナビ的なコーナーも設けました。
この本の後には、いよいよ虫ナビ本が控えております。この本については、出版社側が分類別ではなく、環境別といった虫を探しやすいアプローチを望んでおられるとのことなので、その辺も他の図鑑とは違う画期的な本にしようと今から構成等を考える予定です。

虫ナビは1個人が作ったホームページでしかなく、いつか必ず消えてしまいます。
虫ナビ本は当サイトの総集編的な意味合いもありますので、こちらもよろしくお願いします。

2011/2/20
虫ナビにご訪問していただいている皆様、こんにちは。虫ナビのtsukiです。

4月に出版される誠文堂新光社からクワガタ本の近況をご報告させていただきます。
現在、休日返上で執筆しており、かなり出来上がってきました。
タイトルは「クワガタムシの世界 〜森と共に生きるクワガタたち〜」としようかと思っています。

大型本で111ページ、ほぼオールカラーです。
内容は、採集、飼育、カタログ、標本の作成法、その他もろもろ、写真と共に分かりやすく説明いたします。
当サイトで紹介しているクワガタ情報の分布域や体長といったデータもすべて見直し、「世界のクワガタムシ大図鑑」などの複数の参考文献を元により正確なデータになっています。
また飼育では「基本的なクワガタ累代飼育マニュアル」をより分かり易くした上で、カタログコーナーで種別に要点を絞った生態情報を明記することで、いろいろな種類のクワガタの飼育に対応できています。
その他、まだ当サイトでも紹介していないクワガタも数種類登場することや、飼育記録の取り方のノウハウ、朽木についての知識などかなり力を入れた内容になりそうです。
飼育情報は既にインターネット上に溢れていますが、要点を絞って整理されているので、より分かり易くなっていると思います。
クワガタ好きの子供達やこれからクワガタを始めようとしている大人の方にも、お勧めしたい内容になっています。

出版の際には是非よろしくお願いします。
出版後、少数ではありますが、プレゼント企画も予定します。
 

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