コムカデ目
Tweet

コムカデ目(結合目)の仲間は世界に2科約200種、国内には3種(未記載種を除く)が生息しています。
白くて非常に小さいムカデで、体長はナミコムカデ科で4〜10mm,ヤサコムカデ科で2〜4mmしかありません。
一見ナガコムシの仲間に似ていますが、脚は11〜12対あり、節のある長い尾角はなく、代わりに節の無い出糸突起があります。また、ムカデのような肉食性ではなく、地中で植物の根を食べています。
更にコムカデ目の仲間はムカデやヤスデの仲間の特徴も併せ持つことから、結合目と呼ばれています。
日本に記載されているのはたった3種ですが、これは研究されていないだけで、実際には多くの種が生息しています。
ほとんど研究されていない理由としては、非常に小さいだけでなく、柔らかくて非常にデリケートな虫で研究がしづらいこと、増節変態の為、歩脚や背板数による同定も難しいこと、コムカデマニアがいないことなどが理由のようです。

※ このページ内の分布情報は代表的な島々以外を省いています。詳細な情報は各種リンク先ページをご覧ください。

ヤサコムカデ科

和名

ヤサコムカデ

学名

Symphylella vulgaris

分布

本州

参考文献