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ツマグロヨコバイ
学名:Nephotettix cincticeps

ライトトラップに飛来した♂(2012.8.24 静岡県)
Data
和名 ツマグロヨコバイ
体長 13mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,口永良部島,奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,座間味島,屋嘉比島,北大東島,南大東島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
出現期 4〜10月
イネ科植物の汁
 幼虫も同様。
解説 イネの害虫として知られるヨコバイの一種。
♂は黄色で、翅の先端部が黒色。
♀は全身緑白色。また、♂の場合でも黒色部が消失して♀のようになる場合がある。
イネに寄生して稲萎縮病を媒介する害虫とされる。
 
国内に生息するNephotettix属は以下の4種。
和名/学名 分布
ツマグロヨコバイ
Nephotettix cincticeps
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,口永良部島,奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,座間味島,屋嘉比島,北大東島,南大東島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
マラヤツマグロヨコバイ
Nephotettix malayanus
九州,徳之島,沖縄島,宮古島,石垣島,小浜島,西表島
クロスジツマグロヨコバイ
Nephotettix nigropictus
九州,奄美大島,沖縄島,久米島,南大東島,宮古島,石垣島,小浜島,西表島,与那国島
タイワンツマグロヨコバイ
Nephotettix virescens
本州,四国,九州,奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
 
写真は8月24日の夜、静岡県の標高100m付近の草原に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。今回のライトトラップではクロミャクイチモンジヨコバイExitianus indicus)が圧倒的に多く、本種は2,3匹ほどであった。しかし、本種も有名な種でありながら、自宅でも未だ飛来したことがなく、今回初めてお目にかかるヨコバイでやっと出会えたという喜びがあった。
 
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