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ハグロトンボ
学名:Atrocalopteryx atrata

♂(2015.7.26)
Data
和名 ハグロトンボ
 別名:ハグロイトトンボ,ハグロカワトンボ
体長 ♂:57〜68mm(腹長:42〜53mm)
♀:54〜66mm(腹長:40〜52mm)
分布 本州,佐渡島,淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,甑島列島,種子島,屋久島
出現期 5〜10月
昆虫
解説 黒い翅を持つカワトンボ。
♂の腹部は緑色の金属光沢があるが、♀では黒色。
平地から低山地にかけての流れの緩やかな河川や池に生息している。
産卵は植物の茎の中に産み付ける。
本種は以前、アオハダトンボ属(Calopteryx)に分類されていたが、近年新たに新設されたハグロトンボ属(Atrocalopteryx)に転属された。
国内に生息するハグロトンボ属(Atrocalopteryx)は本種のみ。
 
トップの写真は7月26日の早朝、ライトトラップした帰り道、小川にいた♂を撮影したもの。身近で本種を見たのはこれが初めてだった。時々、優雅な姿を見せつけるかのように翅をゆっくり開いては閉じたりを繰り返していた。
下の写真は8月10日に山梨県の林道にいた本種を撮影したもの。本種を見るのは初めてで、従来の撮影場所である地元の鎌倉や伊豆では本種を見たことがない。近くの池にはミズカマキリが見られる自然豊かな場所だった。重い望遠マクロレンズは持って来なかったので、近づくとすぐに逃げられ、アップの撮影は非常に難しかった。
PHOTO

♂@
♂の腹部は緑色の金属光沢をしている。
(2021.8.5 岩手県)

♂A
(2011.8.10 山梨県)

♀@
♀の腹部は黒色。
(2011.8.10 山梨県)

♀A
(2011.8.10 山梨県)
 
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