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ホソミオツネントンボ
学名:Indolestes peregrinus

♂(2010.5.13 鹿児島県)
Data
和名 ホソミオツネントンボ
腹長 29〜32mm
分布 北海道(中部),本州,淡路島,四国,九州,五島列島,甑島列島,種子島
 奄美大島と西表島でも記録があるが1例のみのため、分布に含めない。
出現期 一年中
小型昆虫
解説 青いイトトンボ。
♂は鮮やかな青色で、♀の体色は緑がかった青色。
成虫で越冬し、冬場は体色が茶褐色になり、風景に溶け込み非常に目立たない。
オツネントンボSympecma paedisca)に似るが、オツネントンボの翅は前翅と後翅で縁紋が重なるのに対し、本種では翅の縁紋が重ならない点で区別できる。(オツネントンボとの相違点参照
 
写真は5月13日に、鹿児島県の池沿いの草むらにいた♂を撮影したもの。今まで撮影した中で最も青色が鮮明な個体だった。尾部上付属器で♂であることが分かった。
 
国内に生息するホソミオツネントンボ属(Indolestes)は以下の2種。
和名/学名 分布
ホソミオツネントンボ
Indolestes peregrinus
北海道(中部),本州,淡路島,四国,九州,五島列島,甑島列島,種子島
オガサワラアオイトトンボ
Indolestes boninensis
小笠原諸島(父島,兄島,弟島)
PHOTO

庭に来た♂
(2006.5.5)

林縁にいた♀@
(2010.4.30)

林縁にいた♀A
(2010.4.30)
オツネントンボとの相違点

ホソミオツネントンボ
前翅と後翅の縁紋が重なる(赤線部)。
(2010.4.30)

オツネントンボ
前翅と後翅の縁紋が重ならない(赤線部)。
(2015.10.12 山梨県)
 
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