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ハラビロトンボ
学名:Lyriothemis pachygastra

♂(2012.7.4 鹿児島県)
Data
和名 ハラビロトンボ
体長 32〜39mm  腹長:21〜24mm
分布 北海道(南部),本州,佐渡島,淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,甑島列島,種子島
出現期 5〜8月
昆虫
解説 腹部が広く平べったいトンボ。
体色は初めは黄色いが、♂は成熟すると黒っぽく変化し、腹部は青白い粉が吹く。
♂の頭部にある前額上部は光沢のある青藍色。
♀の体色は黄色い。
幼虫は流れのない浅い沼地を好む為、成虫も抽水植物の茂る湿地に多い。
南西諸島には、本種よりも大きいオオハラビロトンボが生息している。
 
国内に生息するハラビロトンボ属(Lyriothemis)は以下の3種。
和名/学名 分布
ハラビロトンボ
Lyriothemis pachygastra
北海道(南部),本州,佐渡島,淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,甑島列島,種子島
オオハラビロトンボ
Lyriothemis elegantissima
九州,甑島列島,種子島,奄美諸島,沖縄諸島,宮古列島,八重山列島,大東諸島
キイロハラビロトンボ
Lyriothemis flava
西表島
 
トップの写真は7月4日に鹿児島県で撮影したもの。5月に訪れた時は未成熟で黄色い個体や黒化した♂しかいなかったが、今回はシオカラトンボOrthetrum albistylum speciosum)を小さくしたような体色の成熟した♂を見ることができた。ちなみに未成熟の♂は♀のような体色をしているが、腹部先端の付属器の形状で区別できる。本種は地元でも浅い池や湿地周辺でたびたび見かける。
PHOTO


(2012.5.1 鹿児島県)

♂のアップ
(2012.5.1 鹿児島県)

♂A
池の中に生えている草に止まっていたので望遠マクロで撮影。
(2009.5.31)

♂B
(2009.5.31)

♂C
(2009.5.31)

未成熟♂
(2012.5.1 鹿児島県)

♀@
(2010.6.5)

♀A
(2010.6.5)

♀B
(2010.5.15)
 
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