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ガガンボモドキ
学名:Bittacus nipponicus

雑木林内にいた個体(2007.6.30)
Data
和名 ガガンボモドキ
 別名:ヤマトガガンボモドキ,ヒメガガンボモドキ,ニッポンナガシリアゲ
前翅長 15〜25mm
分布 本州(東北,関東,中部)
出現期 6〜8月
昆虫
解説 ガガンボに似たシリアゲムシ目の仲間。
ガガンボの仲間にとてもよく似ているが、以下の相違点がある。
  • 翅を縦に畳む
  • 口が鋭く突き出ている
  • 脚に棘がある
  • 止まる時は前脚と中脚だけでぶら下がるように止まる
 
更にシリアゲムシと同様に、♀に餌をプレゼントして、♀が餌を食べている間に交尾する。
 
国内に生息するガガンボモドキ属(Bittacus)は以下の10種。
和名/学名 分布
キアシガガンボモドキ
Bittacus laevipes
本州(東北,関東,中部,近畿、中国),四国,九州
ホシガガンボモドキ
Bittacus sinensis
本州(関東,中部),九州
ガガンボモドキ
Bittacus nipponicus
本州(東北,関東,中部)
トガリバガガンボモドキ
Bittacus mastrillii
本州(東北,関東,中部)
イッシキガガンボモドキ
Bittacus issikii
本州(近畿,中国),淡路島,四国
カゴシマガガンボモドキ
Bittacus kagoshimaensis
九州
ツマグロヒメガガンボモドキ
Bittacus marginatus
本州(東北,関東,中部,近畿,中国)
サイグサヒメガガンボモドキ
Bittacus saigusai
本州(中国)
クロヒメガガンボモドキ
Bittacus takaoensis
本州(東北,関東,中部)
ヒラアシヒメガガンボモドキ
Bittacus tarsalis
九州
 
写真は6月30日に雑木林内で発見したもの。近くの森林内に設置したライトトラップにも飛来し、セスジユスリカを捕食していた。
PHOTO

セスジユスリカを捕食する本種
(2015.6.6)
 
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