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クロヤマシログモ
学名:Scytodes fusca

観光農園の人工の鳥の巣内にいた個体(2007.7.16 石垣島)
Data
和名 クロヤマシログモ
体長 4〜7mm
分布 琉球列島
出現期 一年中
昆虫,クモ
解説 琉球列島に生息するヤマシログモの一種。
頭胸部は黄赤色で周囲と中央付近に黒色帯がり、腹部背面も淡褐色の地に黒条による斑紋がある。
個体差もあり、全体的に黒褐色の個体も見られる。
南西諸島に見られる黒褐色の個体は同属のヤマシログモ(Scytodes striatipes)か同属の未記載種と考えられていたが、属が分けられヤマシログモは別属となっており、南西諸島にも分布していないため、未記載種の可能性もあるが当ページでは目録に従いクロヤマシログモとした。
 
国内に生息するヤマシログモ科(Scytodidae)は以下のセグロヤマシログモ属(Dictis)1種とヤマシログモ属(Scytodes )2種。
和名/学名 分布
ヤマシログモ
Dictis striatipes
本州,四国,九州,南西諸島
ユカタヤマシログモ
Scytodes thoracica
北海道,本州,四国,九州
クロヤマシログモ
Scytodes fusca
琉球列島
撮影メモ 2007年7月の石垣島旅行で撮影したもの。観光農園内にあった人口の鳥の巣の中に不規則網の中心部にいた本種を発見した。ヤマシログモは初めて見るが、独特のスタイルからすぐに本種ということが分かった。網は張らないと思うので、写真の巣はオオヒメグモの巣だと思われる。
 
1種目 2種目
PHOTO

鳥の巣内にいる本種
(2007.7.16 石垣島)
 
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