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シマミヤグモ
学名:Ariadna insulicola

シマミヤグモ(2008.3.29 神奈川県三浦半島産)
Data
和名 シマミヤグモ
体長 ♂:5〜6mm
♀:7〜8mm
分布 本州,四国,九州  海岸付近のみ
出現期 一年中
昆虫
解説 海岸付近に生息するミヤグモ。
海岸付近の岩場等の隙間に管状住居を作る。
腹部には微毛が密生しており、光沢がある。
同属のミヤグモに似るが、ミヤグモは内陸部に生息し体色は黒味が強いのに対し、本種は海岸付近にのみ生息し腹部は明るい紫褐色をしている。♀では外雌器でも同定することができる。
 
国内に生息するAriadna属は以下の3種。
和名/学名 分布
ミヤグモ
Ariadna lateralis
本州,四国,九州
コミヤグモ
Ariadna orientalis
九州
シマミヤグモ
Ariadna insulicola
本州,四国,九州
 
エンマグモ科の仲間は眼が6個しかないという特徴を持つ。
 
写真は3月29日に神奈川県三浦半島の海岸付近で採集した本種を撮影したもの。本種は岩の隙間にいる為、採集は難しいとされているが、運がいいことに石の下に隠れていたので採集することができた。
PHOTO


(2008.3.29 神奈川県三浦半島産)

上から見た♂
(2008.3.29 神奈川県三浦半島産)

横から見た♂
(2008.3.29 神奈川県三浦半島産)

前から見た♂
(2008.3.30 神奈川県三浦半島産)
ヤチグモ科との相違点

ミヤグモ科の眼域
単眼は6個。
(2008.3.30 神奈川県三浦半島産)

ヤチグモ科の眼域
単眼は8個。
(2008.1.4)
 
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