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カニミジングモ
学名:Phycosoma mustelinum

カニミジングモ(2008.4.13)
Data
和名 カニミジングモ
体長 ♂:2.5〜3.5mm
♀:3.0〜3.5mm
分布 北海道,本州,四国,九州,南西諸島
出現期 6〜9月
小型昆虫(主にアリ)
解説 ミジングモの一種。
網は張らず、近づいてきたアリに対して粘糸を投げて捕らえる。
腹部は黄白色で、黒い稲妻状の縦条がある。頭胸部・歩脚は淡い赤褐色。
♂の頭胸部は中央で強く凹んでいる。
和名は♂の頭胸部がカニの甲羅に似ていることに由来していると思われる。
 
国内に生息するツツミジングモ属(Phycosoma)は以下の6種。
和名/学名 分布
カニミジングモ
Phycosoma mustelinum
北海道,本州,四国,九州,南西諸島
キベリミジングモ
Phycosoma flavomarginatum
本州,四国,九州,南西諸島
ヤマトミジングモ
Phycosoma japonicum
本州(長野県,愛知県,三重県,岡山県)
アマミミジングモ
Phycosoma amamiense
本州,四国,奄美大島
ホシミジングモ
Phycosoma martinae
西表島
クロホシミジングモ
Phycosoma nigromaculatum
本州(岡山県,島根県),西表島
 
写真は4月13日の夜1時半頃、トイレの内側の網戸に止まっていた本種を採集し撮影したもの。♀の写真は近所の林道で広葉樹をビーティングして得られたもの。
PHOTO

♂@
(2008.4.13)

♂A
♂の凹んだ頭胸部が大きな特徴。
(2008.4.13)

前から見た♂
(2008.4.13)

ビーティングで得られた♀@
(2020.6.20)

ビーティングで得られた♀A
(2020.6.20)
 
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